それは1994年のまだ庭先に春雪の残る寒い時期でした。待ちに待った一匹の大変愛らしいゴールデンレトリバー(シャネル)が我が家にやってきたのです。生後35日目にして我が家の一員となったシャネルは、その愛くるしい表情と仕草でいつも家族や訪れる人たちの人気者でした。しかし、生後4ヶ月を迎えた頃、シャネルの左腰の辺りにコブのようなものができ、獣医さんに見ていただいたところ「良性の腫瘍」と診断され、すぐに手術を受けなければなりませんでした。この事を境に、シャネルは様々な病気を患い、特に湿疹とお腹が弱いことには本当に悩まされました。当時はまだ生食についての知識がありませんでしたので、市販で良いと言われているドッグフードを次々と与え続けていました。
ところが、シャネルが6歳になる頃、アメリカでドッグフードの冷凍生食を販売している友人(現在のバーフ・ワールド社長)より生食が良いと言うことを勧められ、早速シャネルにフリーズドライ・ビーフダイエットを与えてみることにしました。すると、シャネルは大変喜んで食べ始め、また日を追うごとに体の調子がみるみるうちに改善されてきたのです。私たちは、長年病気で苦しんできたシャネルが健康になってきたことを目の当たりにし、改めて食の大切さを痛感させられたのです。
このことをきっかけとしまして、生食についての勉強を重ねていくうちに、「日本で愛犬のために本当に良いフードを探している飼い主さんにも是非お知らせしたい」という強い思いから、生のフードを輸入することを決意いたしました。
2002年にバーフ (B.A.R.F.) 理論の提唱者であり、オーストラリアにおいて獣医としてもご活躍されているDr. イアン・ビリングハースト氏とのご縁をいただき、彼の推奨する B.A.R.F. Diet をバーフ・ワールドと共に日本に紹介し、今日に至っております。
当初は全種類にビーフの内臓、全卵入りの製品をご紹介しておりました。獣医師の指導の下、日本国内向けに販売する商品はアレルギーを持つ愛犬にも安心して与えられるよう原材料を調整しております。
例:ビーフにはビーフの内臓類、ラムにはラムの内臓類等、各動物ごとの内臓類を合わせております。また、卵は一切使用しておりませんので、卵アレルギーを持っている愛犬にも、安心して与えていただけます。